【わけ:あり】ナイトクルーザー|「蹴りたい男」2008/4/17

【わけ:あり】ナイトクルーザー

2008/4/17:蹴りたい男
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今週の【わけ:あり】は、ラジオをお聞きの、とあるマダムからの
「垂れ込みストーリー」をご紹介します。

これまでも【わけ:あり】では、「情けない男」や「駄目男」に関った女性のお話をご紹介してきましたが・・・・今日は、「蹴りたくなるような酷い男」のお話です。
なんでもマダムの高校時代の同級生で、とんでもない男のようです。
まぁ、十数年前のことですから、数々の悪事も時効になるのでしょうが・・・・

その男性の名前を仮に「正志」とする。
彼と私は、高校の同級生でしたが、けして付き合ったわけではない。
あくまでも友達で、彼や彼と付き合った数多の女達の相談相手でもあった。
彼は身長も高く、スポーツマンで、今で言う「イケメン」だったことは確かだ。
しかし、呆れるくらいに軟派で、女癖が悪かった。
彼の外見だけに憧れて近づいた女の子は、哀れにもほとんど彼の餌食になった。
「俺ってさぁ、女の子と付き合っても長続きしないんだよなぁ~。何でかな?」と相談されたが
「そりゃ、アンタが、付き合ってる側から、すぐに別の女に手出すからでしょう!」
と叱っても、一向に変わらなかった。
根っからの女好きで、浮気性。まぁ、高校時代はこんなもの。
大人になって、心底好きな女ができれば、彼も変わるだろう・・・とその時はそう信じていた。

しかし、高校を卒業してから6年後。地元のお祭りで25歳年祝い連として再開した時でもまだ、彼の悪い癖は治ってなかった。
お祭り前の準備期間、たったの3ヶ月のあいだに5人の女の子を泣かせ、二人妊娠させた。しかも、お祭り終了後、その責任も取らず、
あろうことか東京に逃げやがった!最低!!

地元の祭りで、25歳の年祝いのドサクサに紛れ5人の女の子を泣かせたあの最低の男は、その後も私にだけは、時々連絡をくれた。
地元で自分が、どんな風に噂されているか・・・気になっていたらしい。
それに、事情通の私から、地元の情報を聞きだせると思ったのだろう。
彼は半年に一度、実家に帰省する前には、必ず私に連絡をくれた。
彼の悪事には、呆れてばかりだったが、アタシ自身には実害がなかったので、その辺は、友達として普通な付き合いができた。

もともとが要領のいい男だったので、彼は東京に逃げてもそれなりの会社に就職していた。
しかし30歳を過ぎても、結婚の話は聞かれなかった。
風の噂では、若くて綺麗な女性と同棲しているが、相変わらずあちこちに女がいるらしい。
ほんと、あの頃とちっとも変わっていない。

地元に帰ると、真っ先にお土産持参で私のところにやってきて、わたしの顔色を伺った。
私の旦那さんとも話が合った。

帰省するたびに、男の同級生達と飲み会をセッティングさせられたが、紅一点の私は、チヤホヤされ、まんざらでもなかった。
彼が男の同級生だけと飲む理由もよく理解していた。
そりゃ、あれだけ悪さをしたら、女の同級生には顔向けできないでしょう。

私が36歳になった年のお盆休み、いつもどおり私を除いて男友達が顔を揃えた。
その春、結婚した同級生のお祝いもかねて集まったが、結婚した友達が奥さん同伴で来た。
不味いことに、その奥さんは、昔彼が妊娠させた女性だった。
いつも陽気な彼が黙り込んでしまったので、その不自然な様子に同級生が感ずいてしまい、実に気まずい夜になった。
それ以来、同級生の飲み会に彼は現れなくなった。
月日は流れ、満41歳の春、いよいよ地元では42歳の年祝いの祭り本番を迎えた。
岩手県南の春まつりは、42歳の年祝い連が主役で、人生一度の晴れ舞台。
これに参加しなければ、一人前の大人と認められない、とまで言われる。
久しく、連絡もなかった彼からちょくちょく電話が入るようになった。
なんでも、まだ独身と言うことで、転勤が続き、ついに盛岡に転勤になったと言う。
地元に帰ったのだから、当然彼も、祭りに参加する事になった。

祭りの準備のため、彼は1週間に3日も盛岡から駆けつけた。
トラブルメーカーの彼だったが、流石にこの祭り準備期間中は、面倒は起こさなかった。
むしろ、真面目に率先して祭りに取り組んでいた。

無事に祭り本番が終わり、同級生一同で反省会が行われた。
その会場に、何と彼は高校時代に付き合っていた同級生の女性と同伴してきた。
いわゆる「モトサヤ」なんだ・・・と思った。
彼はいまだに独身で、彼女は、バツイチ子供なし。二人には何の障害もない。
高校時代も似合いのカップルだと思っていた。彼の浮気癖さえなければ・・・・だが。
しかし、これはこれでおめでたい事。

中睦まじい二人の姿を見たとき、「ついに彼も結婚して、落ち着く覚悟ができたんだ」と私は友人の一人として、正直安心した。
その時の二人の熱々ぶりは、まさに結婚を予感させる勢いだった。

しかし・・・彼は、本当に最低の男だった。
42歳の年祝いを無事に済ませて、2年が過ぎた頃。
最低男の彼も高校時代の同級生と結婚を匂わせるいい感じの付き合いが続いていた。
40過ぎての結婚だから、別に急ぐこともないのだろうが、それにしてもあれから2年は長すぎだろう。何か問題でもあったのだろうか?
私は、急に胸騒ぎがして、彼に会って、事情を聞こうと考えた。

忙しいと言いながらも、渋々彼は待ち合わせの場所にやってきた。
「ねぇ、彼女とはちゃんと付き合っているんでしょうね?」とたずねると・・・
「付き合ってはいるけど・・・・、上司に奨められて「見合い」したんだ・・・」
な、なんだってぇ~!!
「アンタいくつよ?40過ぎの男が付き合っている女性がいるのに見合いするか?!」
「上司の奨めだから仕方なかったんだよ・・・。」と彼。
まぁ、1回くらいなら仕方ないのかもしれないけど・・・・
すると・・・すでに3回も見合いしてるという・・・。
もう、私も呆れて、この男とはもう関りたくないと思った。
「とにかく、彼女のことは、ちゃんと責任取りなさいよね。」
そう言い捨てて彼と別れた。

しかし、彼は「ちゃんと責任を取れる」ような男じゃなかった。
その後、風の噂で、彼が7回も見合いをして、その7回目の見合いで、資産家の長女で30代の女性と結婚したと聞いた。
なんでも「マスオさん」状態で、資産家のお婿さんのような塩梅らしい。
年祝いの祭りから交際が始まった同級生とは「自然消滅」だったとか・・・・
そんな訳はない。奴は、彼女を捨てたんだ。

女好きで、浮気性の最低最悪の男、「正志」。
なにが「正志」だ!人として正しくないことばかり・・・。本物の悪党だ。
今度、どこかであったら・・・絶対 あいつの背中を蹴ってやる。
奴には必ず、天罰が下る。報いがある。

ご近所の豪邸に、7回目の見合い結婚で50過ぎにも関わらずお婿さんに入ったちょっと見「イケメン」親父にはご用心ください。そいつは最低の男です。
みかけたら・・・・蹴ってもいいです。
蹴り飛ばしてください!お願いです。

music list

1.Cloudberry Jam/「Nothing to Declate」
2.Jazztronic feat.Lorrain Cato/「Beauty Flow」
3.Black Uhuru /「Slippin'Into Darkness」
4.Jennifer Ropez/「If You Had My Love」
5.Pat D & Lady Paradox/「Parspectives」