2008/5/29:淋しがり屋の女は、何故かお騒がせ

《淋しがり屋の女は、何故かお騒がせ》
一人でいるのが怖い・・・誰でもいいから側にいて欲しい・・・。って、いつも思ってる淋しがり屋の女の子・・・。
どこにでも一人くらいはそんな女の子がいるものです。
貴女にも、心当たりはありませんか?
たぶん、どこにでもいるであろう「淋しがり屋の女」。
淋しいなりに、おとなしくしてくれればいいんだけど・・・
そんな女の子に限って、時として騒動の火種になったりするもの・・・。
今日は、そんなお騒がせな淋しがり屋のお話です。
彼女は、一人が怖い「淋しがり屋」の28歳。女の子・・・という年ではないが、小柄で童顔のせいもあってか、年齢の割りに若く見える。
男達の目線で見れば 「ほっとけない」タイプの可愛い女。
仕事は、中堅の会計事務所に勤める税理士。年がら年中仕事が切れることない。
淋しがり屋の彼女としては、そんな忙しい毎日に救われている。
しかし、いくら忙しいとはいえ夜9時には仕事を終えて帰宅する。
一人きりの部屋にシラフで戻るのが怖いので、毎日のように飲み歩いていた。
今の彼は、そんな彼女が毎日のように通っていた飲食店の青年経営者、34歳。
バツイチ、独身。二人の娘は別れた奥さんが連れて行ったそうだ。
彼女が飲みに通っているうちに仲良くなって、お店の確定申告を頼まれるようになり、税理士として彼の店を担当した事をきっかけに、付き合うようになった。
最初に彼の家にお泊りしたのも、酔った勢いで言った「一人じゃ淋しい」っていう一言からだった。
34歳の彼のお店は、若い感覚の飲食店で、若者を中心にかなりの人気だった。
経営者である彼自らが、厨房に入り調理もし、カウンターで接客もこなす。
安くて美味いし、明るく気さくな雰囲気、・・・と評判が評判を呼び、大繁盛!
口の悪い友達は、「離婚して、つき物が落ちた・・・・」などと毒づいていた。
しかし、税理士の彼女はちょっと不機嫌。
彼が忙しくなればなるほど、彼女は一人ほっとかれる・・・。
淋しがり屋の悪い虫がうごめき始めた・・・。
地元でも評判の繁盛店を経営する34歳の彼は、
税理士で淋しがり屋の彼女と一緒に過ごす時間が減っていた。
それでも、彼女は、仕事が終わると毎日のように彼の店に通っていた。
話もできないほど忙しくても、彼が忙しく働く姿を見ているだけで我慢した。
それまでは、いくら忙しくても休みの前日には彼の部屋でイチャイチャして過ごしたが、最近の彼は、休みの日でも様々な仕事や会合があって、なかなかのんびりできない。
彼女の夜のお相手も、しょうしょうご無沙汰だった・・・。
淋しがり屋の彼女は、それも不満だったが、
仕事とはいえ彼女以外の女性に優しい彼を見るのが嫌だった。
不満の挙句、彼へのあてつけに、店によく来る彼の友達と酔った勢いで、エッチした。
お酒の相手をして、素直に「一人じゃ淋しいのぉ~」と言っただけ。
ほんの火遊び程度のつもりだった・・・・が、予想外にも、その友達に火がついた。
彼に焼きもちを焼かせるつもりで軽く一回程度の気持ちだったのに・・・・、
本気にさせてしまった。どうしよう・・・・。
それからが大変!彼の友達はなんとも男らしい青年で、あまりにも潔く彼に 「すまん!彼女と俺はできている。彼女を諦めてくれ。」と、彼女には何も言わず、一人で勝手に彼に仁義を切ってしまった。
寝耳に水の彼は、怒ったらいいのか、嘆けばいいのか・・・・わけが分からずただ困惑した。
間が悪いことに、そんな男らしい場面とも知らず能天気に彼女が顔を出した。
ドアを開けたとたんに、不味い気配を感じたが・・・後の祭り。
「どういうことか、説明しろよ。」と彼に迫られ、
「ちゃんと話してくれよ」と友達に哀願され、・・・・
とりあえず彼女は、泣いてその場を誤魔化すしかなかった。
34歳バツイチ独身で飲食店経営の彼と彼の友達と一悶着あったが、とりあえず泣いて誤魔化した後に、居直って正直にいきさつを話した。
彼が忙しくて彼女の相手をしてくれなくて、その淋しさから彼の友達とほんの出来心で彼の友達に「付いて行った」(?)と、ありのままを話した。
「だって淋しかったんだもの・・・・」
年齢の割りに可愛い顔で、甘えるような声で、そんな風に言われたら・・・
二人の男は、それ以上彼女を責めることはできなかった。
そこでとりあえず、一件落着。
彼と彼女の付き合いは、その後も続いたが、相変わらず彼は忙しい毎日だった。
あんまりにも繁盛するものだから、近くにもう一軒店を構える計画も生まれた。
しかし、彼も前の事件に懲りて、彼女には毎日店に来るように頼んでいたし、彼女が店に顔を出せば、できるだけ彼女と話をするようにしていた。
それでもやっぱり、彼は仕事柄、女性のお客さんにも優しく接する。当然の営業行為だ。
がしかし・・・・彼女は我慢ならなかった。
しだいに、彼女の足は店から遠のいた。
淋しがり屋の彼女だったが、彼の仕事の邪魔はしたくなかったので、彼女自身も自分の仕事を増やして、忙しさで紛らわせた。
そんなある日、新規クライアントでベンチャー企業を担当することになった。
仕事の内容は、今まで知らなかった面白そうな業界だった。
その会社の青年社長は、ルックスやセンスも良く、話題も豊富で好感が持てた。
何度かその青年社長の会社を訪問し、税務処理をした。
決算目前のある日、税務書類の作成に手間取り、夜遅くまでかかった。
「これから彼の店にいっても、遅くなるな・・・・」と考えていたら、青年社長から
「これから一緒に飯でもどうですか?」と食事を誘われた。
彼女の淋しがり屋の虫が、久々に騒ぎ出した。
税理士で淋しがり屋の彼女が担当するベンチャー企業の青年社長から食事を誘われた夜。
すし屋のカウンターで、青年社長のベンチャー創業までの話を聞かされた。
地元の進学校から東京の大学に進み、理系の有名企業に勤めていたが、職場結婚した奥さんを交通事故で亡くし、そのショックで精神を病んだという。
その後、会社を辞めてアメリカに渡り、友人の会社を手伝ったが落ち着かず、生まれ故郷でやり直そうと思い立って、地元に会社を興したそうだ。
青年社長の澱みなく淡々と話す言葉に、思わず引き込まれた。
久々に「大人の男」を感じた。
そして、勧められるままお酒を飲んで、またしても酔った勢いで言ってしまった。
「一人じゃ淋しいの」
男前の青年社長も、流石に彼女の甘い誘惑には勝てなかった。
彼がいるにもかかわらず、淋しがり屋の彼女は、青年社長とエッチした。
しかし、今度のエッチは前の事件と違って、彼女も本気になった。
青年社長に傾く想いを自分ではどうすることもできなかった。
でも・・・・彼女には、店を構える彼がいた。
税理士で淋しがり屋の彼女は、二人の男と同時に付き合っている自分が嫌だった。
どちらか一人に決められない自分が情けなかった。
しかし、二股を掛けているあいだは、淋しくはなかった。むしろ充実していた。
二人の男に愛されていると思うと、彼女の心は満たされた。
忙しいながらも納得のゆく仕事を終えたある夜、彼の店に立ち寄った。
ドアを開けていつものカウンター席の前に立って、・・・思わず彼女は息を呑んだ。
店を経営する彼と青年社長の彼が、仲良くお酒を飲んで笑いあってる。
二人は、彼女を見つけると、声を揃えて・・・「俺達、同級生なんだ。」と言ってから、いぶかしそうに顔を見合わせた。
「これ、俺の彼女だけど・・・」 「エッ?俺の彼女だよ・・・」と怪訝そうな二人の彼。・・・・
今度ばかりは、泣いてごまかせるような状況じゃない・・・とその時、とっさに彼女は覚悟したそうだ。
「私を一人にして!」と叫び、淋しがり屋の彼女はその場から、・・・逃げた。
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